日本式のパキっとしたソーセージ

オーストラリアには『Sausage Sizzle (ソーセージ シズル)』という食文化があります。

グリルしたソーセージと炒めた玉ねぎを食パンに挟んだだけのシンプルな食べ物を、人々が集まるようなイベント会場や、学校やスポーツクラブの集会、選挙会場で無料でふるまいます。私の会社でも新しいメンバーが入社したときに、このソーセージシズルをみんなで作って食べました。

ソーセージはBBQの食材としてもポピュラーで、それこそスーパーでは大きな販売スペースを占拠しているわけですが、日本で食べるものとは味も食感も全然違うのが悩みでした。

まず、オーストラリアでは牛肉のソーセージが一般的です。日本では馴染みがないですが、ハンバーグのような味です。豚肉のソーセージも売っていますが、牛肉のものと共通して言えるのが、皮がパリパリしていないという点です (皮がグニャリとしていて脆く、すぐに中身が飛び出す明太子のような感じです)

日本の『シャウエッセン』や『アルトバイエルン』のような、パキっとした弾力感がある豚肉ソーセージをオーストラリアでは食べられないのかと思い、インターネットで調べたら、同じような悩みを抱えている日本人が多くいることを知りました (やはり、日本のソーセージの味と食感に慣れてしまっていると、オーストラリアのソーセージはなかなか受け入れ難いものがあります…)

調べていくと、多くの日本人が一つのブランドに辿り着いていることを知り、早速そのソーセージを買いにスーパーに行くことにしました。

そのソーセージのブランドは『Gotzinger Smallgoods (ゴッツィンガー)』と言います。ドイツ語っぽいですが、ブリスベンゴールドコーストの間にある100年以上続く老舗ブランドのようです。

https://gotzinger.com/

スーパーに行ってみると、ものすごい種類のソーセージが売られています (そして安い)。巨大なソーセージが1パック20本入っていたりするので、一人暮らし用に買うには躊躇う量です。正直、オーストラリア人はホットドッグやBBQ以外で、このソーセージをどういう料理で使うのか謎です。

f:id:nowdays_nn:20190818194115j:plain
f:id:nowdays_nn:20190818194155j:plain
f:id:nowdays_nn:20190818194050j:plain
f:id:nowdays_nn:20190818194037j:plain

お目当ての商品がコレです。同じブランドの中にいくつか種類がありますが、日本のソーセージに一番近くて、なおかつ美味しいのは『Cheese Kransky Chipolata』というシリーズらしいです。

f:id:nowdays_nn:20190818193941j:plain

15本ほど入って$8.5でした。一般的なソーセージの価格帯より少し高め (セールのときに買うともっと安い模様)

早速、家に帰ってボイルしてみます。ちなみに、茹で方は「沸騰したお湯に冷蔵庫から取り出したばかりのソーセージを投入後に、火を止めて10」これがソーセージを最も美味しくするやり方のようです (お湯が75度以上だと、肉のタンパク質が壊れて味が落ちるとのこと)

f:id:nowdays_nn:20190818193414j:plain

茹で上がったソーセージを取り出すと、日本のソーセージのようにパンパンに膨らんでいました。一口かじってみると、パキっとした食感と共に、肉汁が溢れてきます。スモークの香りもあり、商品名の通りチーズも入っていて非常に旨いです。

f:id:nowdays_nn:20190818193356j:plain

これはBBQにも使えますし、スープやチャーハンの具材に入れたり、かなり使い勝手が良さそうです。

そういえば、今回の商品もそうですが、スーパーに行くとソーセージという名称ではなく『Kransky (クランスキー)』という表記がされているものをよく見かけます。これはオーストラリアに渡ってきたスロヴェニア系移民によって広められたスロヴェニアの豚肉ソーセージ『Kranjska Klobasa (クランスカ クロバサ)』が由来のようです。

Kranskyと書かれているものは、間違いなく豚肉ソーセージなので、日本のソーセージに近い可能性が高いですね。

このソーセージは、Woolworths (ウールワース)で販売されています。Coles (コールス)ではオンライン販売のみで、実店舗には置いてないようなのでご注意を。