先日、街中でサントリーBOSSの屋外広告を見かけました。
どうやら2019年10月末からオーストラリアとニュージーランドで販売を開始したようです。
オーストラリアではコーヒーがとてもよく飲まれます。
(オーストラリアでは、ドリップではなくエスプレッソが基本です。なのでサントリーBOSSのSNSページ等を見てみると、ドリップで丁寧に入れた描写をして差別化を図ろうとしているのがよく分かります)
また、上の広告をよく見ると、カンの下部に「Iced Long Black」と書かれているのが分かるでしょうか。こちらでは日本のブラックコーヒーは『Long Black (ロング ブラック)』(エスプレッソを水で割ったもの)と呼ぶんですね。
オーストラリアには日本には馴染みがないコーヒーのメニューがたくさんあるので、詳細は別記事に書いたのでそちらをご覧ください。
そんなわけで、今回はコーヒーの美味しいお店を一つご紹介します。
Kings Cross(キングス クロス)北部のPotts Point (ポッツ ポイント)というエリアにある『Gypsy Espresso (ジプシー エスプレッソ)』というカフェです。
ポッツ ポイントには雰囲気の良い高級レストランが数多いです。
銀座の東急プラザにあるモダンギリシャ料理レストラン『The Apollo (アポロ)』もここにありますね (日本の店舗と少し雰囲気違います)。
そのアポロから通りを隔てて真向かいあたりのところに今回のカフェがあります。テーブル席が外に4つ、店内に3つほどしかない小さなお店です (そのためテイクアウトする人が多いです)。
店名の「Gypsy (ジプシー)」とは、ヨーロッパ地域を中心に定住せず移動しながら暮らす民族のことを指します。その生活スタイルが転じて”様々な地域や団体を渡り歩く人たち”を比喩する言葉としてもよく使われますね。
お店のWebサイトを見ると「ジプシーは旅人であり、旅人たちにとってコーヒーは世界共通言語である」と書かれていました。確かにコーヒーは世界中どこでも飲める飲み物の一つです。ここは最高のコーヒー体験を提供するために、コロンビアの豆を調達して独自にブレンド、焙煎しているようです (※豆を買うこともできます)。
私は、このお店のフラットホワイト (エスプレッソにスチームミルクを加えたもの)がとても好きです。(フラットホワイトは$3.5)
これは完全にバリスタの腕ですが、下手なバリスタがフラットホワイトやカプチーノを作ると、コーヒーとミルクを単純に混ぜ合わせただけだったり、泡が粗くて途中で液体になってしまったり、フォームミルクとコーヒーが分離したりします。
しかし、このお店は違います。
フォーム(泡)のきめ細かさが濃密で、エスプレッソと絶妙に混ざり合っていて最後までそれが続きます。その証拠に最後に飲み終わった後に、カップの内側にフォームが底まで付いているのが分かるでしょうか?
もしエスプレッソとミルクを合わせたフラットホワイトやカプチーノが好きであれば、ぜひ行ってみてほしいお店です。
毎週土曜日は、Kings Cross Farmers Market (キングス クロス ファーマーズ マーケット)も近くでやっているので、買い物ついでに寄るのがオススメ!
お店の情報
6/81 MacLeay St, Potts Point NSW 2011